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平成28年診療報酬改訂のポイント

がん周術期口腔機能管理のページ > 平成26年度診療報酬改訂のポイント~周術期口腔機能管理~

基本的な考え方

周術期口腔機能管理を推進するために、医療機関相互の連携等が重要であることから、医科医療機関と歯科医療機関、歯科医療機関と歯科医療機関との有機的な連携を促進するとともに、周術期口腔機能管理計画策定料及び周術期口腔機能管理料(Ⅲ)の対象患者等の見直しを行う。

具体的な内容

1、周術期口腔機能管理後手術加算 点数の増加

悪性腫瘍手術等に先立ち歯科医師が周術期口腔機能管理を実施した場合に算定できる周術期口腔機能管理後手術加算について、周術期における医科と歯科の連携を推進するよう評価を充実する。

現行 改訂
【手術通則】【医科点数表】
歯科医師による周術期口腔機能管理の実施後1月以内に悪性腫瘍手術等を全身麻酔下で実施した場合は100点を所定点数に加算する。
【手術通則】【医科点数表】
歯科医師による周術期口腔機能管理の実施後1月以内に悪性腫瘍手術等を全身麻酔下で実施した場合は200点を所定点数に加算する。
【手術通則】【歯科点数表】
周術期口腔機能管理料を算定した患者に対して、算定後1月以内に悪性腫瘍手術を全身麻酔下で実施した場合は100点を所定点数に加算する。
【手術通則】【歯科点数表】
周術期口腔機能管理料を算定した患者に対して、算定後1月以内に悪性腫瘍手術を全身麻酔下で実施した場合は200点を所定点数に加算する。

2、歯科訪問診療料の要件の見直し

病院における周術期口腔機能管理を推進する観点から、歯科診療所の歯科医師が歯科を標榜している病院に訪問して歯科診療ができるよう歯科訪問診療料の要件の見直しを行う。

現行 改訂
【歯科訪問診療料】
[算定要件]
歯科訪問診療1、歯科訪問診療2、歯科訪問診療3に規定する「在宅等」は、介護老人保健施設、特別養護老人ホームのほか、歯科、小児歯科、矯正歯科又は歯科口腔外科を標榜する保険医療機関以外の保険医療機関も含まれ、これらに入院する患者についても算定する。
【歯科訪問診療料】
[算定要件]
歯科訪問診療1、歯科訪問診療2、歯科訪問診療3に規定する「在宅等」は、介護老人保健施設、特別養護老人ホームのほか、歯科、小児歯科、矯正歯科又は歯科口腔外科を標榜する保険医療機関以外の保険医療機関も含まれ、これらに入院する患者についても算定する。
ただし、歯科、小児歯科、矯正歯科又は歯科口腔外科を標榜する保険医療機関に入院する患者について、当該保険医療機関の歯科医師が当該患者の入院する病院の歯科医師と連携の下に周術期口腔機能管理及び周術期口腔機能管理に伴う治療行為を行う場合については歯科訪問診療料及びその他の特掲診療料を算定できる。

3、がん等に係る放射線治療又は化学療法の治療期間中の患者に対する周術期口腔機能管理計画策定料、周術期口腔機能管理料(Ⅲ)、周術期専門的口腔衛生処置について、対象患者や対象期間の見直しを行う。また周術期専門的口腔衛生処置の評価を充実する。

現行 改訂
【周術期口腔機能管理計画策定料】
[算定要件]
がん等に係る全身麻酔による手術又は放射線治療若しくは化学療法を実施する患者に対して、周術期の口腔機能の評価及び一連の管理計画を策定し、その内容について説明を行い、当該管理計画を文書により提供した場合に算定する。
【周術期口腔機能管理計画策定料】
[算定要件]
がん等に係る全身麻酔による手術又は放射線治療、化学療法(予定している患者を含む)若しくは緩和ケアを実施する患者に対して、周術期の口腔機能の評価及び一連の管理計画を策定し、その内容について説明を行い、当該管理計画を文書により提供した場合に算定する。
【周術期口腔機能管理料(Ⅲ)】
[算定要件]
がん等に係る放射線治療又は化学療法の治療期間中の患者を対象として、周術期口腔機能管理計画に基づき、当該管理内容に係る情報を文書により提供した場合に月1回を限度として算定する。
【周術期口腔機能管理料(Ⅲ)】
[算定要件]
がん等に係る放射線治療、化学療法(予定している患者を含む)又は緩和ケアを実施する患者を対象として、周術期口腔機能管理計画に基づき、当該管理内容に係る情報を文書により提供した場合に月1回を限度として算定する。
【周術期専門的口腔衛生処置】
80点
[算定要件]
周術期口腔機能管理料(Ⅰ)又は周術期口腔機能管理料(Ⅱ)を算定した入院中の患者に対して、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が専門的口腔清掃を行った場合に術前1回、術後1回を限度として算定する。

(新設)
【周術期専門的口腔衛生処置】
92点
[算定要件]
①周術期口腔機能管理料(Ⅰ)、周術期口腔機能管理料(Ⅱ)を算定した入院中の患者に対して、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が専門的口腔清掃を行った場合に術前1回、術後1回を限度として算定する。

②周術期口腔機能管理料(Ⅲ)を算定した患者に対して、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が専門的口腔清掃を行った場合に、周術期口腔機能管理料(Ⅲ)を算定した日の属する月において、月1回を限度として算定する。

①周術期口腔機能管理計画策定料、周術期口腔機能管理(Ⅲ)の対象が緩和ケアの患者も拡大となりました。
②周術期専門的口腔衛生処置の点数が92点となりました。
 また周術期口腔機能管理料(Ⅲ)の患者も対象となりました。

その他 歯科医師と連携した栄養サポートチームに対する評価

基本的な考え

医科と歯科の連携を推進して、入院中の患者の栄養状態の改善を図るため、歯科医師が院内スタッフと共同で栄養サポートを実施した場合の評価を行う。

具体的な内容

入院基本料等加算の栄養サポートチーム加算に、院内または院外の歯科医師が参加した場合の評価を新設する。

栄養サポートチーム加算
(新) 歯科医師連携加算  50点 【医科点数表】
 ※入院基本料の加算

算定要件

(1) 院内又は院外の歯科医師が、栄養サポートチームの構成員として、以下に掲げる栄養サポートチームとしての診療に従事した場合に算定する。
①栄養状態の改善に係るカンファレンス及び回診が週1回程度開催されており、栄養サポートチームの構成員及び必要に応じて、当該患者の診療を担当する保険医、看護師等が参加している。
②カンファレンス及び回診の結果を踏まえて、当該患者の診療を担当する保険医、看護師等と共同の上で、栄養治療実施計画を作成し、その内容を患者等に説明の上交付するとともに、その写しを診療録に添付する。
③栄養治療実施計画に基づいて適切な治療を実施し、適宜フォローアップを行う。